うわじま・メディアラボ|事業報告①
鬼北町で生まれた「漢字ヒーロー」に、 米国・パサデナからたくさんの言葉が届きました。
色使いをほめる言葉、ユニークな形を楽しむ言葉、 「その調子でがんばって!」という応援。 手書きのメッセージを読んでいくと、 海の向こうで作品を見てくれた人の反応が、一つひとつ伝わってきます。
2026/08/29、宇和島市青少年交流センター「ホリバタ」と、 米国カリフォルニア州パサデナで開催された 「Power Morphicon 2026」をライブで結び、 国際交流イベント「漢字ヒーロー、世界デビュー!」を開催しました。
今回は、その後のご報告です。 会場で集まったコメントを整理し、作品と原文、日本語訳を 一緒に読める成果アーカイブを公開しました。 さらに、当初イラストがなかった「吉」にも、 新しいヒーローが届いています。
※コメントの件数は、来場者数や参加人数を表すものではありません。
始まりは、鬼北町での創作活動
漢字ヒーローづくりは、2026/08/20に鬼北町の 「サマー鬼ッズクラブ」で行われた創作活動から始まりました。 子どもたちは好きな漢字を選び、その意味や形から 自分だけのヒーローを考えました。
「鬼」「龍」「氷」「日」「野」。 同じ漢字を選んでも、描かれる姿はそれぞれ違います。 どんな力を持たせるか、どんな色にするか。 一つの文字から、さまざまなアイデアが広がっていきました。
その作品を、日本語や漢字になじみのない人にも見てもらう。 どこにおもしろさを感じ、どんな言葉を返してくれるのか。 パサデナでの展示は、その反応に出会う機会になりました。

作品を囲んで、海の向こうとつながる
パサデナ会場では、現地協力者のJackさんが、 CSTOYS・うわじまメディアラボの展示テーブルから作品を紹介してくれました。 来場者が残した手書きコメントも、宇和島へ中継されました。
遠く離れた場所にいる人が、同じ作品を見て言葉を返してくれる。 今回大切にしたかったのは、作品を海外に紹介するだけでなく、 その反応を受け取ることでした。


141件のメッセージに残った、それぞれのまなざし
会場で集まったコメントは、合計141件。 長い文章ばかりではありませんが、 短い一言にも、作品を見た人が気に入ったところや 子どもたちへの応援が表れています。
色や形をほめる人もいれば、細かな描き込みに目を留める人もいます。 同じ作品でも、見る人によって気になるところは違う。 コメントを作品と並べて読むと、そんな違いも楽しめます。
作品を送り出した先で、誰かが足を止め、言葉を残してくれた。 その記録を、作品と一緒に大切に残しておきたいと思います。

「吉」にも、ヒーローが届きました
今回の記録には、「吉」という漢字を選んだものの、 当初はイラスト欄が空白だった作品がありました。 その「吉」に、後日Jackさんからイラストと設定が届きました。
Fortuna|フォルトゥナ
地域を不運から守り、 人々の幸運とチャンスを増やす力を持つヒーローです。
子どもが選んだ漢字に、海の向こうから新たな表現が加わりました。 展示や中継が終わった後も交流が続いていることを、 この一枚が伝えてくれます。

作品と、返ってきた言葉を一緒に残す
届いた手書きコメントは、作品ごとに書き起こし、 英語には日本語訳を、日本語のコメントには英訳を付けました。 成果アーカイブでは、作品とメッセージに加え、 手書きの原本も見られるようにしています。
翻訳だけでなく原文も残したのは、 書いてくれた人の言葉を、そのまま確かめられるようにするためです。 気になった作品から、ゆっくりご覧ください。
- 漢字ヒーロー26点の記録
- 会場コメント141件の原文と翻訳
- 「吉」の追加イラストと設定3項目
- 手書きコメント原本と既存の記録PDF
※26点は記録の総数です。「永」のイラストは未収録です。 また、既存の記録PDFには、後日届いた「吉」の追加分は含まれていません。
受け取った反応を、次の学びへ
自分で考え、形にして、誰かに伝える。 そして、返ってきた言葉を読む。 漢字ヒーローの取り組みには、情報発信を学ぶうえで 大切にしたい経験が詰まっています。
どこがおもしろいと思ってもらえたのか。 自分が伝えたかったことは届いたのか。 原文と翻訳を見比べながら、そんなことを考えるきっかけにもなればと思います。
うわじま・メディアラボでは、この交流の記録を、 これからの地域取材や文章づくり、音声・映像による発信にもつなげていきたいと考えています。 地域で見つけたことを伝え、返ってきた声に耳を傾ける。 その経験を、若い世代と一緒に積み重ねていきます。
作品を制作した子どもたち、制作にご協力くださった皆さま、 現地で紹介してくれたJackさん、 そしてメッセージを残してくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。
English Summary — Return of the Kanji Heroes
On August 29, 2026, Uwajima Media Lab connected Horibata, the Uwajima Youth Exchange Center, with Power Morphicon 2026 in Pasadena, California, for a live international exchange. The event introduced Kanji Heroes created by children in Kihoku, Ehime, inspired by the shapes and meanings of Japanese characters.
Visitors at the convention left 141 handwritten comments. Their messages have been transcribed and presented alongside the artwork, with Japanese translations of English comments and English translations of comments written in Japanese. The total refers to comments, not the number of visitors.
After the event, Jack sent an illustration and three profile entries for Fortuna, a hero inspired by 吉, meaning good fortune. This entry originally had no illustration. Fortuna protects the community from misfortune and increases people’s luck and opportunities.
The online archive brings together 26 project records, the visitor comments, and the additional Fortuna material. The illustration for 永 is not currently included, and the earlier PDF does not contain the later Fortuna additions.
Through creating, sharing, receiving feedback, and preserving these exchanges, Uwajima Media Lab aims to help young people explore how local ideas can connect with audiences overseas. We thank the children, our project partners, Jack, and everyone who took the time to leave a message.
Explore the Kanji Heroes and visitor messages →
Organized by the Uwajima NPO Center / Uwajima Media Lab, with artwork creation support from Canvas General Incorporated Association. This project is supported by Ehime Prefecture’s FY2026 grant for NPO activities addressing population decline.