
宇和島から能登へ──1週間の支援活動記録(2025年3月10日~13日・3月14日~16日)
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開催日 | 2025年3月10日~13日・3月14日~16日 |
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開催場所 | 石川県輪島市 |
主催 | 宇和島NPOセンター/災害NPO宇和島7・7 |
活動内容 | 炊き出し、ブルーシート張り、倉庫撤去、畑整備、児童支援など |
協力 | 公益財団法人 日本財団 |
能登支援 1週間の振り返り(全体の感想)
宇和島から走った想い──能登支援を終えて
「いってらっしゃい」から始まった1週間。私たちは、宇和島のまちで見送られながら、奥能登へ向かいました。
最初は不安もありました。被災地の現実に触れること、雪の降る中での活動、そして、そこで本当に誰かの役に立てるのかという問い。
でも、現地の方々が「来てくれてありがとう」と笑顔で迎えてくれたその瞬間、すべてが変わりました。
1日目の炊き出しでは、温かい豚汁に「心まであったまった」と言ってくださる方も。
児童クラブで配った豆腐ハンバーグには、「また食べたい」と元気な声。マフラーを手にしたおばあちゃんが「これは宝物」と大事そうに胸に抱えていた姿は、今でも忘れられません。
ブルーシートを屋根にかけながら見た町の風景、
瓦礫を片付ける手のひらの感触、
畑にスコップを入れたときの重み、
それらすべてが、ただの作業ではなく、「人の暮らしを取り戻す一歩」なのだと、日々教えてくれました。
そして、宇和島から託されたメッセージや贈り物も、しっかりと「届ける」ことができました。それは物資だけではなく、「あなたを想っている人がここにいる」という、目に見えない大切な贈り物だったのだと思います。
1週間はあっという間でしたが、この7日間で私たちは、「支援する」という言葉の意味を、自分自身の手と心で確かめることができた気がします。
たくさんの「ありがとう」を胸に、そして、また行く準備を、心の中で始めながら。
📅 3月11日(火)出発・支援初日
・5人で輪島市へ出発/お弁当炊き出し50食(えびシュウマイ・唐揚げなど)
・宇和島からのマフラー・バッグを社協へ届ける



📅 3月12日(水)児童クラブ支援・屋外作業支援の開始
・児童クラブ向けにカレーライスと豆腐ハンバーグ約100食を提供
・うわつこども食堂のメッセージ・手作りお菓子も配布
・作業系の男性陣は「災害NGO結」と共に、畑に流入した土砂の撤去作業




📅 3月13日(木)ボランティア帰路・黙祷・屋根作業に挑戦
・3名のボランティア帰路へ
・ブルーシート張替え活動
・災害支援TEAM-B-DASHの指導のもと屋根作業へ初挑戦
・屋根からの景色に震災の爪痕を実感



📅 3月14日(金)炊き出し・ブルーシート2日目・ボランティア有志が合流
・100食分のスープ炊き出し
・2軒目のブルーシート作業/屋根瓦搬出・再利用
・輪島市役所駐車場に宇和島市ボランティア有志が合流



📅 3月15日(土)珠洲市・輪島市班出発・倉庫の解体作業
・輪島市担当班:ボランティアセンターに食事100食分を料理
・屋外作業班は倉庫の解体作業/家財分別・建材保管
・解体現場整理と撤収準備
・怪我なく終了し、一体感が生まれた


📅 3月16日(日)最終日
・輪島市社会福祉協議会へお礼と報告
・宇和島への帰路へ



